●通常はギター演奏に使用しない右手小指の活用を推奨する新しい概念によるギター教則本！

●ワンランク上のテクニックを会得できる！

通常はギターの演奏に使用されない右手小指の活用を推奨する新しい概念によるギター教則本。

本書は著者の長年にわたる右手小指使用の研究成果を示したものです。

右手の小指(ch)を使用することで以下のメリットが得られます。

[メリット]

・ch を鍛えることで他の指(p, i, m, a)の機能も向上し、各指の負担も軽減されて、指の故障が少なくなる。

・ch を用いると右手各指の動きが改善されて、弾弦がよりスムーズに楽になる。

・急速なスケールやアルペジョが弾けるようになりテクニックが向上する。

和音を弾く際にも 5 本の指が使えることで容易になり、音楽的な表現の幅も広がる。

本書はギターの初心者や中級者が右手小指を訓練できるように書かれています。

最初は小指を使わずに練習し、慣れたら小指を訓練するという形で練習を進めてもOK！

基礎練習の後、各調のスケール・アルペジョ・和音練習等に進む漸進的な内容となっています。

よく知られた親しみやすいメロディーが練習曲に用いられている他、アグアドやソル、タレガらのエチュードから効果的なものを採用しています。

デュオの練習曲には歌詞が付けられており弾き歌いしながら楽曲のフレーズや音楽表現を学ぶことも可能です。

[掲載内容]

序章：基礎事項

■第1章

・右手各指の練習

・全音階

ハッピーバースデイ（ヒル姉妹）／月の光に（フランス民謡）／聖者の行進（黒人霊歌）／カンシオン（作者不詳）／2 つのエチュード（アグアド）／メロディー（スペイン民謡）／エチュード（カーノ）／舞曲（フランス民謡）

・半音階

クロマチックエチュード（手塚健旨）

・アルペジョと和音

エチュード（アグアド）

■第2章

・ハ長調

きらきら星（フランス民謡）／エチュード（アグアド）／アレグレット（デュ・ブレー）／ロンディーノ（キュフナー）／星の世界（コンバース）

・イ短調

2 つのエチュード（アグアド）／ドナドナ（セクンダ）／アンダンテ（パガニーニ）／エチュード（アグアド）／もしもある日（ダウランド）／エル・ビート（スペイン民謡）

・ト長調

エチュード（タレガ）／ヴェニスの謝肉祭（ナポリ民謡）／ワルツ（アグアド）／ワルツ（タレガ）／2つのエチュード（アグアド）／アニー・ローリー（スコットランド民謡）

・ニ長調

エチュード（アグアド）／河は呼んでる（ベアール）／エチュード（ソル）／メヌエット（ド・ヴィゼー）／魔女（パガニーニ）／スワニー河（フォスター）

・イ長調

エチュード（アグアド）／夢見る人（フォスター）／エチュード（コスト）／アリア（ルソー）／ホタ（タレガ編）／望郷の歌（ドイツ民謡）

・ホ短調

ワルツ（アグアド）／グリーン・スリーヴス（イングランド民謡）／エチュード（アグアド）／メヌエット（ド・ヴィゼー）／マズルカ（ロカモーラ）／愛のロマンス（ルビーラ）

・ニ短調

エチュード（ソル）／ワルツ（デュ・ブレー）／追憶（スペイン讃美歌）

・ヘ長調

エチュード（アグアド）／ロング・ロング・アゴー（ベイリー）

・ホ長調

エチュード（アグアド）／車にゆられて（メキシコ民謡）／小さなロンド（メッソニエ）／ラグリマ風（手塚健旨）／浜千鳥（弘田龍太郎）

■第3章　ch の練習

・小指の使用による練習／アルペジョ

メロディア（ベートーヴェン）／セリア（ボリビア民謡）／歓びの歌（ベートーヴェン）／アラビアの歌（手塚健旨編）

・トレモロ

スペインの歌（タレガ編）／物語（手塚健旨）