信州上田か。真田幸村の。

それは少ない･･･指板が少し丸くなっているね。

結構古いところでは52年のメンヒがラウンドだよ。かなりはっきりわかる。

左から、サントス・エルナンデス1929年、ケヴィン・アラム Ziji、ケヴィン・アラムMarika、佐久間悟新作(新しいオーナーさんが決まり単独写真がなくて申し訳ありません)

いや、ロマニロスもこのくらいだもの。同じ位だね、よく似てるわ。

並行して2本とか3本作るのです。

しかし、こうなると30万円と300万円の違いはどこにあるかと云うことになるねえ。こういうのが出てくると･･･まあ、3と30の違いははっきりと分かるけどね（笑い）。これと比べるとサントスの方がよっぽどバランス悪いしさ、でこぼこの楽器で･･･
ところで、ロペスがあるって聞いたけど･･･

マルセリーノ・ロペスを出す

ロペスも高齢で今後あまり見ることができないかも知れないですよ。

これ昼の光で見たら、ちょっとこの辺緑がかっているよ。この縁のあたり。

ここでブレイク、というより食事タイム。オードブル各種とお弁当などを並べる、その間手伝わない人は試奏したりしゃべったり。

うん、眺めていた方がいいね。
ロペスの色なんだけどね、何か表面の艶が違うような気がするんだよね。色が濃い。厚くなった？

うん、そりゃあまあ、本体にいいのを採ったあとでそれ位しかないのだろう。それで全部出来ていたらいい･･･

ここで乾杯。「さ」はビールで、その他はお茶で。

CDをかける。「パコ・デ・ルシア　フラメンコ・ギター幻想の世界」　フィリップス。

それが最初に入って、その後フラメンコで日本に入ってきた１枚目か２枚目がこれ。でもこれ聴いた時はびっくりしたよ。

（セレドニオ・ロメロ：ペペのお父さん　のCDをさして）

音も最初の頃、えっていう感じだったのが･･･どうなんでしょうね、あれ。

60年代後半。それでね、その68年・69年にパコが出演している。ソロで。それでこれ（流れている曲「ルシアのグアヒーラ」）弾いたの。

うん、家にレコードある。

そう、コーヒー・ルンバ辺りはそれのちょっと前で、64〜5年かな？もっと前かな。高校のころ聞いたかな。そのころはそういうものを弾くギタリストだと思ってた。

それに入っている？　じゃあ、これだよ。

ベスト盤みたいな･･･

君はレコードの世代ではないよね。CDベスト盤だよね。

それに入っていました、はまりましたよ。洪水の様なこの･･･

サビーカスとか、あの辺りを信奉していたのですかね。

確かにこれはぶつ切れの音なんだよね。伸びない音だね。いや、楽器のせいもあるけどね。

そう、ブレリア。
（ブレリアとはスペイン南部、シェリーで有名なヘレスの舞曲。4分の3拍子の快速調。アクセントに特徴があり、8分の6とも取れる。くせになるくらい面白い曲。アランフェス協奏曲の第1楽章のリズムがこれ）

これは若い時のパコ・デ・ルシア、その後のパコ・デ・ルシアがね･･･

CDを換えようとする。その間「な」が曲を口ずさむ。

「ターン・ターン・ターンタ・タッタターン・ターン・ターンタ・タッタ･･･」

流行りましたねえ。
（別のCD）