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◆ 第26回 | 主なテーマ |
番外編 第5回 オリンピック マラソン、陸上 話が尽きず |
さ
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オリンピックって記録より勝負だから。記録を狙う競技って、プロだから今では記録を狙わせるためのマラソンとかあるし。だから勝負はね、長ければ長い程、いろんな駆け引きやら展開があるね。短距離は勝負はそう長くはかからないけれど。 |
な
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今回のオリンピックの女子1万メートルのスタートは・・・ |
さ
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まるでジョギング状態、 |
ま
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凄かったねえ。 |
な
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びっくりしました、何が始まったんだと。 |
さ
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早歩きよりも遅い |
な
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解説もこれは異常ですねと、結局最後はむちゃくちゃ速くなったけど・・・ |
さ
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面白いのは、ああいうので乱されてしまうでしょ。自分の記録だけを目指していけば関係なく自分でストップウォッチ持って・・・ |
な
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最初からバーンと行けばね、 |
さ
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だけど人間なんだね、そういう具合に周りに惑わされる。 |
ま
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もしそうやって先頭で走っても、付いてくる人が必ずいるんだもの。ラストスパートに強い選手が付いてくると勝てない。だからみんなああやって様子を覗って・・・でもああしてゆっくり走ったらラストに自信のない人は余計に勝てない。 |
さ
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日本人だったら自己ベストを抜く様な事でやればいい。 |
ま
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アトランタオリンピック千葉ちゃんなんかそうでしょ。先頭に立って走っていた。 |
さ
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素晴らしいですよね。 |
な
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解説の人も云っていた、偉かったんですねと。 |
ま
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男子では東京オリンピックの時からね5000メートルの最後の一周って53秒くらいで走っている。記録は14分かかったくらい遅かったけれど、最後の一周は3~4人位がものすごいスピードで走った。アメリカのシュールっていうのが優勝した。 |
さ
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映画になったミルズは・・・ |
ま
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ミルズは一万メートルで。 |
さ
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あれも東京オリンピックでしたっけ? |
ま
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そうそう。 |
さ
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全然ダークホースだったでしょう? だってロン・クラークとか・・・世界記録が圧倒的だったですものね。 |
ま
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オーストラリアのクラークとチュニジアのガムーディと競ってね。 |
さ
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ガムーディもクラークも二人ともマラソンにエントリーして、あっ ガムーディは出てないか。 |
ま
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うん、出てない、クラークとミルズがマラソンに出た。 |
さ
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ミルズは映画になったんですよね、アメリカインディアンの血があるからね、随分後になって映画になったんですよね。知らなかったけど、随分かっこいい走り方するなって思ったもの、短距離みたいな。 |
ま
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最後の1周、それもラストの直線・・・ |
さ
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膝が上がって、あの頃長距離で膝が上がるってねぇ。あまり無かったですものね。 |
ま
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最後の最後で抜いたね。 |
さ
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そうですよね、だって途中で走路妨害されて一旦抜かれているじゃないですか? |
ま
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はじき飛ばされた所で、もう1回戻ろうとしたら間に割り込んでガムーディがすり抜けた。 |
さ
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そうそう! さすが中東のこす辛い感じですよね。 |
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(失礼しました、中東ではありません。チュニジアですからカルタゴ精神とでも言いましょうか) |
ま
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ロン・クラークは結局あの時の一万メートルで銅メダル一個取ったきりだったんだ。 |
さ
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クラークって結局記録は沢山出しているのに、世界記録保持者ですよね。 |
ま
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世界記録は何度も出したんだけど、勝負に弱い・・・ |
か
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いますよね、そういう人。 |
さ
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僕等流行ったのは近所から2~3キロ離れた公園に行って帰ってくるのにマラソンって云って、途中でリタイアすると、あっクラークだって(笑)。よく小学校の時云ってました。 |
ま
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クラークはメルボルンオリンピックの聖火ランナー、最終ランナーだったんだね。東京オリンピックでは坂井義則という、 |
さ
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早稲田の・・・あの人も今は新聞社か何かで、坂井義則と松山商業の井上と、あの辺りはみんな朝日新聞、支局員か何かにみなさんなられていて、坂井義則は昭和20年生まれなんですよね、敗戦した時に生まれたという事で。 |
ま
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あっ、そういう事で選んだのか。 |
さ
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早稲田の競争部なんですよね。 |
ま
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早稲田大学競争部。 |
さ
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今でもそうですね、陸上部と云わない、競争部。 |
ま
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そう、駅伝の時見ているとわかるね。いい名前だね。 |
さ
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あの時アナウンサーが云っていたのです、坂井義則昭和20年生まれ、我が国が何とか・・・って |
か
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そういう経緯があったから今回の北京とは意味が違う訳だ。 |
さ
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槇さんが仰った様に、まさに敗戦国を立て続けにローマ、東京、ひとつおいてドイツと・・・ミュンヘンね。 |
ま
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タイソン・ゲイでしょ? |
さ
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そう、人類最速だと思うのだけど、そういう記録ってやっぱり色々あるのでしょうかね、例えば幅跳びで追い風参考でも9メーター跳んだ人はあるんですかね、ファウルでも何でも。 |
ま
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9メーターはね、パウエルは何かで見たことあるな・・・マイク・パウエルが9メーター01を跳んだ事がある、追い風で。 |
さ
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あれも追い風参考になるのですか? 幅跳びも。 |
ま
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うん短距離と同じ。2メーターで追い風。 |
な
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踏切参考とか無いのですか? |
さ
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それはファウルになっちゃうから。 |
ま
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ファウルはファウルだから、踏み切り板の手前から踏み切ったって踏み切り板の所から測る。 |
な
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だからそこを・・・ |
さ
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実寸ね、 |
な
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幅跳びは実寸でした方が面白いんじゃないかと・・・ |
ま
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それじゃ競技じゃなくなっちゃうよ、好きな所で跳ぶと。 |
さ
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そういうのはさっきの裏ドーピングじゃないけど、ドーピングしたらどれだけ上げられるかって、云うことになっちゃうかも知れないから。 |
ま
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小学校3年か4年のころ授業で走り幅を跳んだときにそれこそ実測で測ってくれた。それが3メーターも行かない。6年生で4メーター少し越えると聞いて驚いた。そのころオーエンスの物語を読んだことがあってね、8メーター跳んだ人がいるって。もっと驚いた。 |
な
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僕は高校生の時は6メーター跳びました。 |
さ
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それはすごいよ。 |
ま
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5メーター跳べるようになったのは中学2年生だ。 |
な
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僕も1年生の時はできなかったですね。 |
さ
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要するに小中学生の時って、男になっている子っているでしょ、そうすると全然記録が違う、児童じゃなくて、大人になってるかどうかでものすごく違う、急激に変わるからね。 |
ま
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中学の時の体育の時間って大人と子供が試合しているみたいな所あるじゃない? |
さ
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そう、声変わりと記録って相関関係あるよね。 |
ま
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でも一緒の所でバレーボールもバスケットボールもしている。 |
さ
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中学1年ってすごく身体差があるじゃないですか、あれ危ないよね。 |
ま
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で、その二人が並んで対等の口で話しているからすごくおかしな気がするよ。 |
さ
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片や声変わりして低いし。 |
ま
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で、ちっちゃい方が勉強できたりして(笑) |
さ
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大概そうですね。 |
ま
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でもそういうのが高校入ってどんどんでかくなるんだよね。 |
さ
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そう、チビって云っていたのが、大器晩成ですね。小学校の時って大体女子の方が発育いいじゃないですか、見上げる様な女子が後で会うとあれ?って、大きい人は160以上にはなるんだけど、中でバレーボールの選手になるような子達は180以上になるような人は特殊ですけどね。 |
ま
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特殊だろうな、あれは。 |
さ
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東洋人の女性の180といえば。 |
ま
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東京オリンピックの東洋の魔女なんてみんな小さかったよ。 |
な
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その当時は? |
ま
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160くらいしかなかったんじゃないかな。 |
さ
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河西さんが一番大きくて、170くらい・・・ |
な
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ブロックなんて出来ないんじゃないですか? |
ま
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いやジャンプすれば充分出来る。 |
な
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???ちょこっとしか・・・ |
ま
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いやそのころ相手だって180以上なんてそんなにいなかったから。 |
さ
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ルィスカルなんかはね。 |
ま
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ルィスカルは180ないもの。 |
さ
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170台ですよね。 |
な
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誰ですか? それは。 |
か
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ロシアの大変な人でしたよね、 |
ま
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ソビエトのパワフルなアタッカー・・・あの人はオリンピック4回位出ている。 |
さ
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ルィスカルに打たれるとしょうがないと思いましたものね。 |
か
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テレビで見ていて子供心に怖いと思った。 |
さ
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日本はフローターサーブって云った、ソビエトはちょんと打つだけ、上げてちょんと、 |
ま
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今みたいにあんなすごいサーブしなかったよね。 |
さ
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ジャンプサーブとかあり得ない、あの頃みんなブルマーだしね、 |
ま
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提灯ブルマー(笑)・・・僕思うに東京オリンピックの女子バレーね、あの金メダルはね、科学的トレーニングを無視して根性だけで金メダルが取れるんだと云う最後の例だと思う。 |
さ
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そう、最後でしょうね。 |
ま
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今あれと同じようにやったって絶対世界一にはなれない。 |
さ
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まきさん、日本ってどこかにあれがあるのですよ。日本人のオーバートレーニングって云うのは何でこんなに科学的にトレーニングしているのに精神が変わらないのだろうと。オーバートレーニング日本人多すぎ。だって疲れちゃってるんだもの、心身共に。 |
ま
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だから野口みずきなんて走れなくなっちゃう。 |
さ
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心身だから・・・精神的にも疲れてますよね。 |
ま
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だって優勝以外は何位になってもけなされるだろうしね。 |
さ
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ここが日本人的なんですよね、よく精神分析で云うところの王子と乞食、王子でなければ乞食でいいと、オールオアナッシング、日本人って結構こういう所ありますよね。 |
ま
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谷亮子がね、よく3位決定戦で勝ったなと思うよ。どことなくファイトが無いような顔していて決定戦に臨んで感動もなく出て行って、勝った時も感動無かったよね。でも最後に1本で勝ててよかったね。今思えばあの人は金・銀・銅3つ持っているんだよ。 |
さ
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そうですね |
な
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そう思いました、これで全部揃ったなって |
ま
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金は二つあるし。 |
さ
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ケイ・スンヒ? 北朝鮮の子に負けたじゃないですか、ケイ・スンヒはその後上に上げてメダル獲ったでしょ、今回負けたけどね。谷選手はまだやるって云ってますよね。 |
ま
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今度は日本選手権で柔ちゃんに勝った人いたのにそれを押さえて出たのでしょう? 今後はそういう事なしという事だよね。その上で柔ちゃんが選手を続けるというなら大いに結構だ。 |
さ
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今回またしてもマスコミいやなんですけど、結果で叩いている訳。結果論だけのマスコミっていやですよね。 |
ま
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谷亮子はあんまり叩いてないでしょ? |
さ
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谷の事は叩いてないけど、協会を叩いている。 |
ま
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ああ協会を叩いているね。 |
さ
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谷亮子は叩けないでしょ? |
ま
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高橋尚子は引退の時期を逸したんだよね。前回の時に出て最後にすればよかったのに出られなかったから、引退しそこねた。 |
さ
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僕は彼女が出られなかった失速のマラソン国立競技場で見たんです。国内予選。楽勝のはずだったのが失速してしまったあの予選。 |
か
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野口さんが出られなかったなら高橋さん出してあげたかったな・・・ |
さ
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土佐礼子は、僕は三井住友のテニス仲間がいるのだけど、土佐礼子の方が先に怪我していたのですって。でも野口みずきが発表を伏せていたからわからなくて、三井住友としては発表しようとした寸前に発表されてしまったから、もう云えなくなってしまった。もうそれで控えもないっていう風に陸連がしたから、だからあれだけナーバスになった。行くときにじゃあ! って云われたらいやじゃない・・・ |
ま
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もっと早く云えなかったのかね・・・1ヶ月位前に、そうしたら補欠だっていたのじゃないの? |
さ
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だからそういう意味で云えば、あの浪花節の星野仙一が、お前は怪我しているけどやれるかって、これはもう結果論だけど、ああいう選び方はよくないですよね。みんな怪我しちゃったじゃないですか。川崎だって石岡だって、それまでそんな事なかったんだから、あれは浪花節が悪く出た方ですね、最後まで浪花節を貫いた星野は僕はいいと思うけど、失敗したGG佐藤をもう1回使ったり、でもまた失策したけど・・・ |
ま
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それからピッチャーも、 |
さ
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岩瀬。でもGG佐藤は足くじいてしまったけど、岩瀬も帰ってきたら水を得た魚の様に、中日はここでまた5連勝。僕は中日ファンだけど手放しで喜べないのは、みんな相撲取り関取じゃないけど、何にもしないで、今のプロ野球の選手って恵まれているでしょう。要するに何でもやってくれる、温室なの。トレーニングウェアも全部やってくれて我が儘放題。夜飲みに行けば夜の帝王。それがああいうシビアな所に行ったら、芝が違う、ボールが違う、マウンドの硬さが違う、そんな事では王様は対応できない。 |
ま
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アメリカの大リーグは設備なんて日本の比じゃないらしいね。 |
さ
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メジャーリーガーと、 |
ま
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ああ、メジャーとそうでない所と、 |
さ
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3Aと紙一重なんだけど今回アメリカは大リーガー出して来ないでしょ?、2Aだ、二軍でなく三軍、で向こうは格差を出して競争意識をね、これアメリカのやり方、だってマックしか食べられないんだよ、3Aなんて。それくらい給料がない。 |
ま
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マイケル・ジョーダンが1年間野球やっていたよね。あの時移動するのにバスかなんか使うんだよね。で、マイケル・ジョーダンがポケットマネーで飛行機雇って移動した事があったんだって。 |
さ
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あれくらい突出してればいいけど、日本なんてそんなに突出している訳でもないのに、ドメスティックな中ではすごいスーパーだし、だって外見に弱いよね、日本って鎖国じゃないですか? 鎖国解いたって日本の中の日本・・・外に行くことにすごいプレッシャーがある。例えば今日外国に荷物送ったでしょう。それってすごく面倒くさいじゃない。海外にリアクション起こすときにすごく面倒くさいでしょう。だからそんなではみんな出て行きたくないし、内的産業でもっと鎖国してしまえばっていう・・・外に出て行かなくてもいいんじゃないのみたいな、これからはあり得ないけど。だけど活躍する人は誰しも活躍するのですものね。ソフトボールみたいに、女性が強い、日本は、男はだんだんダメになる。 |
ま
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男子バレーも優勝した事あるんだよね。 |
な
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あっ、そうなんですか? |
さ
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ミュンヘンで 72年。東京で銅、メキシコで銀、ミュンヘンで金。バレーは日本の得意種目だったんだ。 |
ま
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控えにその頃、南とかね。 |
さ
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南は東京オリンピックのエースでね。今息子が2代目で、南なんて当時大型だったですよね、 |
ま
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195くらいあったから抜群に大きく見えた。で、南とか猫田とか3回出ているから銅・銀・金と持っている。 |
さ
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今はあの頃を払拭しようとしている。今はあの頃のバレーじゃないのだからってバレー協会はなったのだけど、でも松平を筆頭にして大古さんとかあの辺の人達が、もう今は離れましたけど、金メダリストってやっぱり・・・ |
ま
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そうなんだよね、箔だからね。 |
さ
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僕、大古さんと一緒にサウナ入ってた時、立ってるのかなと思ったら座っていた。いや身体がでかいの、背もそうだけど幅が。 |
ま
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でかいよね、松平監督が云っていたからね、日本中回って集めたと。 |
さ
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あの時世界で平均身長は負けなかったですね、金メダル獲った時。 |
ま
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日本中回ってでかくて動けるやつを、それで当時日本人は大男総身に知恵が回りかねって云ってね、大男は鈍いものと相場が決まっていた。だから大きくて動ける者を集めるのは本当に苦労したと、で、集めたのが大古であり森田であって。 |
さ
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みんな190越えていましたね、横田もね、ちょっと寂しげな顔した主将だったけど、ちょっと若くていい男の島岡が180位。 |
ま
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でも後半でしょ? |
さ
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188はありましたね。だけどあの頃はまだブラジルとか南米がやってなかったですね。 |
ま
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ブラジルとかキューバとか、アメリカだって大したことなかった。要するに相手は共産圏だけ。 |
さ
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共産圏くらいしかやってなかったから、だからそういう所が力注がない競技でメダルを獲るんだなという。 |
ま
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悪い云い方すれば、隙間競技。 |
さ
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僕がさっき云ってイエローカードだったけど・・・ |
ま
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日本にとっての隙間なのか、外国にとって隙間なのか、 |
さ
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重量挙げって全部アジアですね、一番上のクラスだけ西洋人。 |
ま
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それって重量制限があるからね、全体的に小柄な人は小柄な人同士で競争するから。 |
さ
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同じ体重同士だったらアジア人の方が、 |
ま
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同じ体重だったらアジア人の方が筋肉が強いのだろうか。 |
さ
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西洋人ってそんなに小さい人が少ないから、西洋人の中では特異なんでしょうね、小さいのは。 |
ま
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だから東京オリンピックの時の100メーターの時ね、フィゲロラが167センチ。 |
さ
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ちいさいですね、キューバの。 |
ま
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それからぺンダーが165だよ、こういう二人がいたって今ではすごく珍しい事だよね。 |
さ
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メキシコの時のチャーリー・グリーンっていうのも小さかった。 |
ま
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いや小さいって云ったって75位あった。 |
さ
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70台でしたね、でもチャーリー・グリーン、あの中ではハインズとか。 |
ま
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ハインズみたいにがっちりしてない、ほっそりしてるの。 |
さ
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何か走り方も変で、欽ちゃん走りみたいな走りで。 |
ま
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チャーリー・グリーンはベテランだった。ヘイズと競争していたから。あれ本当は東京オリンピックに出るはずだった。 |
さ
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出てないですよね。 |
ま
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ナンバー2だったんだけど怪我して出られなかった、あれも運のない人間だったな。メキシコオリンピックでは1日前にピークが来ちゃった。予選の日に調子よくて。 |
さ
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チャーリー・グリーンは世界記録出したですものね。 |
ま
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全米選手権で9秒9を3人出した時に優勝したのがグリーン。 |
さ
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あの時最強でしたね。 |
ま
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そうだね、 |
さ
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誰をとっても、オールスターですものね。 |
ま
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で、決勝に残った3人とロニー・レイ・スミスっていうのがいて、4人でリレー出ていた。 |
さ
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では、足早に・・・水泳はどうですか、僕なんかドン・ショランダーとかロイ・サーリとか入ると思うんですけど、その前のコンラッズとかマレー・ローズとか山中の世界には行かないと思うのですけど。 |
ま
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水泳はさ・・・ |
さ
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水泳って、やっぱり水ってどんどん、 |
ま
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発達している。 |
さ
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まだ発達してますよね、スイムウェアもあるし。 |
ま
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泳法が変わってきたし、だからそれはやっぱり今の人が一番速いだろうね。だけど印象に残っている強い選手というのは・・・ |
さ
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マーク・スピッツも入りますか? |
ま
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いや入るどころか依然としてトップじゃないかと思うけど。 |
さ
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やっぱり。今回マイケル・フェルプスもいいんだけど、僕はスピッツの方が印象が強いです。 |
ま
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フェルプスって、今回二種目ですごい幸運で勝った。まあ運も実力のうちかも知れないけど。だって400メーターリレーなんて最後の最後まで負けててアンカーのレザックっていうのがものすごい追い上げで100メーター金メダルのベルナールを抜いて勝ったんだよね。 |
さ
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そうですねえ。あの泳ぎ見て、どこかでマイク・ウェンデンっていう人がいて、あれも今回と同じくらいの高速で、まるでマシンガンの様な。 |
ま
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ウェンデンはメキシコオリンピックだね。オーストラリアの。 |
さ
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あの時大逆転したじゃないですか、ウェンデンが。 |
ま
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あれはすごいピッチ泳法だね。 |
さ
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そう、まるで早回しみたいな。 |
ま
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で、200メーター決勝覚えてる? メキシコの。 |
さ
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マーク・スピッツは勝てなかったですか? |
ま
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マーク・スピッツは勝ってない。やっぱりウェンデンが勝った。ショランダーが出ててね、メキシコには200メーターだけ出ていた。200メーターという種目は東京オリンピックにはなかった。100と400だけ。200メーターはメキシコから出来て。 |
さ
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だけどベストで美しいのは僕は、ショランダー。 |
ま
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うん、ショランダー、それでショランダーはウェンデンに負けて2位になったんだけど、トップとの泳ぎ方が本当に対照的なの。 |
さ
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ショランダーって今の北島みたいなゆっくりとした・・・ |
ま
|
そうそう、ストロークが、ピッチが少なくて、波も全然起きない。 |
さ
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滑るように泳ぐ、ドン・ショランダーね。 |
か
|
ショランダーって覚えてる。 |
ま
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中学校の時、周りの女の子が騒いでいた。 |
さ
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いい男でしたよね、ちょっといかにも白人の・・・ヤンキー。 |
ま
|
ところが優勝したウェンデンがバシャバシャバシャでね、波蹴立てて倍も漕いでいるような。ほんのわずかの差でショランダーは負けたんだ。これは全然違うなと思った。 |
さ
|
あの時から初めて、あっ泳法が変わったなって思った。 |
ま
|
うん、変わった。それからもっと後になってね、選手が大きくなった。みんなが、2メーターくらいの、自由形の選手はみんな大きくなった。 |
さ
|
だってこうやってかいたら背が高い方が有利って云われましたよね。 |
ま
|
マット・ビオンディって、ロスかな、これが大きかった、あの辺りからだね。みんな大きくなった、スピッツも大きかったけど。 |
さ
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スピッツは190近いのじゃないですか? |
ま
|
そのくらいだね。 |
さ
|
でもあれ全部世界記録で。 |
ま
|
全部世界記録で7冠で、今回のフェルプスみたいに僅差は一つもないの。 |
さ
|
圧勝でしょ? |
ま
|
うん、全部圧勝。だから綺麗な泳ぎはショランダーで、強いのはスピッツといいたいね。。 |
さ
|
綺麗なのってショランダー以外いないですよね、ショランダーほど綺麗な自由形は。 |
ま
|
水泳の泳ぎ方っていうのは、速い人はみんなそれなりに機能的に美しく泳いでいると思う訳。 |
さ
|
じゃないと、人間なんて大体水の中苦手なんですから。 |
ま
|
だからシンクロナイズドみたいに殊更作った美しさを出す必要は何にも無いような気がする。だから水泳は競泳見ている方が・・・ |
さ
|
いいですねえ。 |
ま
|
速さだけでなくフォームを見るのにも競泳の方が好きだね。 |
さ
|
僕も大好きです。で、ショランダーに匹敵するのが東ドイツのローランド・マッテスという、背泳の。 |
ま
|
マッテスの背泳か、あれも綺麗だったね。 |
さ
|
そして強いじゃないですか、綺麗で強い。 |
ま
|
マッテスはコルネリア・エンダーの旦那だろ? 結婚したのじゃなかった? |
さ
|
エンダーは子供も産んだんです。 |
ま
|
そりゃ産むだろう・・・ |
さ
|
いや、あの頃アナボリックステロイドをやっているから亡くなった東ドイツの選手いっぱいいるんですよ。でもエンダーだけはちゃんと蘇生させて戻したという話を聞きましたよ。でマッテスが結婚した、あれは国家事業でマッテスとエンダーが結婚してしかもちゃんと子供が産めるよっていう事まで国家事業でやったの。あの頃東ドイツがドーピングで色々あったじゃないですか、エンダーだってそうだったし、陸上のマリタ・コッホ、未だにあの記録、今回より2秒も速いんですよ。あり得ないじゃないですか。、クラトフヴィロワの800メーターとか、チェコスロバキアの。そろそろ800だったらアフリカ勢が抜いてもいいんですけどね、抜けないですね。400まではやっぱり・・・全部ドーピングですよね。80年代、ジョイナーもドーピングですよね。 |
ま
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ジョイナーは完全に、髭生えていたし。 |
さ
|
声がね、オカ○の声、あの頃ボディビルダーっていうのは薬フリーだから同じ声、そして髭、今でも黒人生えている女性いるけど。ちょっとジョイナーってダイアナ・ロスに似ていたでしょう。 |
か
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うん、似ていた。だから好きだった、ネイルとね。 |
さ
|
そうネイルアートの先駆けね。 |
ま
|
あの人達は「位置に着いて」のとき、こうやって手をつかないのね、こうする(指を曲げて)。 |
か
|
だって爪が長いのだもの。 |
さ
|
で、200メーターのフィニッシュの美しいこと、ボルトじゃないですよ、笑って。 |
ま
|
200じゃないよ、100だよ。 |
さ
|
100でしたっけ? |
ま
|
そう。 |
さ
|
でもね、ジョイナーの記録ってすごいんだけど、その後の・・・ |
ま
|
マリオン・ジョーンズ? |
さ
|
マリオン・ジョーンズは捕まっちゃったけど、同じに出たアシュフォードとか。だってその前のメキシコオリンピック、モスクワオリンピックは東ドイツはもちろん共産圏で出ていて、あの時は全部東ドイツは普通に10秒台ですね。今回の記録より速い、28年前で。 |
ま
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そういえば48年前にね・・・ |
さ
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人見絹恵さんの時代? |
ま
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違うよ(笑)、48年前にね、ローマオリンピックの女子100メーターの優勝記録は追い風参考だけど11秒0なんだ。 |
さ
|
ルドルフだ。 |
ま
|
そう、ルドルフ。これはドーピングなんて言葉のない時代。 |
さ
|
昔小児麻痺だったんですよね、 |
ま
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小児麻痺を克服するために運動始めて世界一になった。で100メーター200メーター、400メーターリレーで優勝した。 |
さ
|
綺麗な人でしたよね、ダイアナ・ロス系。 |
ま
|
で、背がすらっと高くて、黒人女子のスプリンターは大体すらっとしてるね。もりもりだったのはディーバースくらい。 |
さ
|
ゲイル・ディーバース。彼女はバセドー氏病でいろいろあったから筋トレしたから。 |
ま
|
他の黒人女子選手は割にすらっとしていた、東京とメキシコのタイアスもそう。 |
さ
|
あの時オーストラリアはコンラッズとマレー・ローズ・・・まきさんと話しているとどんどん名前が出てきます、で山中が入って。 |
か
|
山中の時代ですか・・・ |
さ
|
知ってるでしょ? |
か
|
名前聞いた事ある、男の人だよね。 |
さ
|
山中毅。 |
ま
|
山中毅ね、銀メダル3つか。 |
さ
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あの時王、長島と一緒に少年雑誌の表紙を飾ってましたよね。フジヤマのトビウオの古橋広之進の後だよね。 |
か
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いつも夏の終わりに、8月の終わり位に日本の水泳大会ってやってたよね。それでよく覚えている。 |
さ
|
すごいですよね、水泳日本って。東京オリンピックは800メーターリレーでやっと銅メダル、あの時山中は出ているんですよね。 |
ま
|
山中は400メーターにも出たし、リレーにも出た。 |
さ
|
平泳ぎですよね、あの時オブライエンが強かった。 |
ま
|
オブライエンじゃなくて、マリケンかな。メルボルンでは古川が優勝した。 |
さ
|
潜水でしたね。 |
ま
|
そう潜水で。 |
さ
|
で、禁止になったのですよね、潜水泳法。 |
ま
|
途中で息をする時だけ水の上に出る。 |
な
|
自由形という事ですか? |
さ
|
いや平泳ぎ、 |
ま
|
いや当時のルールだよ、だからみんなやっていいんだよ。 |
さ
|
戦前の平泳ぎっていう時、バタフライもやっている訳、当時バタフライって無かったんですよね |
な
|
そうか、単に左右対称の泳ぎをすればいいと。 |
さ
|
だからベルリンの映像見るとこうやって(手を上に出して)泳いでいるのが平泳ぎの中にいるの、それで良かったんですよね。 |
ま
|
それで戦後のロンドンオリンピックの時には・・・ |
さ
|
日本は招待されなかったんです。 |
ま
|
そう、平泳ぎの決勝に残ったのは全員実質バタフライだった。足は平泳ぎと同じ事やっていたの。で、次のヘルシンキの時に分けて平泳ぎとバタフライができた。 |
さ
|
ヘルシンキって・・・ザトペックが出た時? |
ま
|
そう、 |
さ
|
人間機関車、エミール・ザトペック。 |
か
|
ザトペック走法っていってね。 |
さ
|
あれ夫婦でね、ザトペコアが。 |
か
|
えっ! 奥さんザトペコアって云うの? |
さ
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ザトペコアが槍投げて優勝して、 |
ま
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ホントだよ。 |
か
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ザトペックとザトペコアっていうのは夫婦なの(思わぬところで大受け)? |
さ
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それが共産圏の云い方。なんとかスカヤとなんとかスキー、ジャポチンスキーっていたじゃない、これが女になるとジャポチンスカヤ、スカヤが女性名詞、テレシコワとか |
ま
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知らなかった? ロシア人、なんとかコフって男がいるじゃない、男性名詞、これが女だとコワになる。 |
さ
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ギター界で云えば、シャロン・イズビン、彼女はイズビンスカヤ、ロシア系だから、アメリカに行くと名前を変える訳、英語圏に関して云えばイズビンスカヤだね、もし男だったらシャロン・イズビンスキー、テレシコワとかアスタホワとかね・・・ルィスカルっていうのは何なんでしょうね? 当時女大鵬といわれましたね、 |
な
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何でも強い者は大鵬といったとか? |
さ
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大鵬っていうのは体が柔らかい。今の白鵬が昔の大鵬みたいだと云われるんでしょ。 |
ま
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なるほどね・・・巨人・大鵬・玉子焼きの反対の嫌われ者の、なんていったっけ? |
さ
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ヒール。 |
ま
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二つ出てきたけど、あと一つが・・・ |
さ
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柏戸? |
ま
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いやそうじゃなくて・・・ |
さ
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北の湖? |
ま
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そう、北の湖・ピーマン・なんとか・・・もう一つは何だっけ? なんとか・ピーマン・北の湖っていうと思うんだ、嫌われ者の代表として・・・ |
さ
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北の湖は昭和28年生まれ、江川は30年。 |
な
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江川は嫌われ者なんですか?? |
か
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入団した時の、空白の一日っていってね・・・ |
ま
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不正行為で入ったのと、勝ち方が憎たらしいとかね。 |
さ
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彼とはちょうど(大学が)同じ時期で、僕は東都だったのですが、東都では当時その後阪急に行った最高の佐藤義則がいたのです。 |
ま
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そうなの? |
さ
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佐藤義則と、当時東都は一部、二部入れ替え制だったのですが、六大学はそれがない、僕の時には日大と青学。青学は今は井口はいるは小久保もいるわですが、当時はスポーツでセレクションはなかった、二軍一軍の入れ替えの時に佐藤義則に10回目0対0でホームラン打たれて二部に下がったの。阪急で40才まで投げていた。 |
な
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オリックスについこの前までいた・・・ |
さ
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あの時毎回神宮球場に通って、あっ チァリーディングっていうのを始めてやったのが青学だったんです。 |
ま
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青学は、そんなことばっかりさ(笑) |
さ
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チァリーディングはファーストクラス。ヤジですごかった。あの頃野球って男くさい物だったからそこで初めてね・・・それを見に来る人達もいた。 |
な
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なんというまとめ方ですか!! |
さ
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関西のヤジは気が利いていますよね、大阪のヤジは最高。 |
ま
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あと野村のぼやきとね。 |
さ
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人間ってすごくそういう言葉に左右されますよね。だから人間好きなんだけど、相手の一言にカチンときたら負けなんだけど、でも人間って不完全だから、一言言われて乗せられたら終わりね。 |
さ
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まきさん、やっぱりオリンピックって。 |
ま
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ああ、オリンピックはいいねぇ。 |
・・・つづく・・・
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7月17日 更新
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